屋久島の郷土料理が昔話にでてくるような素敵な庵で食べれる屋久島のお店、古都蕗(ことぶき)。
完全予約制で金、土、日、月のみの営業でここでしか味わえない独特の雰囲気があります。
古都蕗(ことぶき)へのアクセス
空港から北に5キロほどのところにある古都蕗。周回道路沿いにうっかり見落としそうな看板があります。
住所:屋久島町小瀬田1482-20 電話:0997-43-5317
定休日:火・水・木 逆に 営業日は金・土・日・月 要予約
建物が素晴らしい
道路沿いにある古都蕗の看板のあるところを入ると駐車スペースがあります。その横に続く石畳の坂。お店があるのはこの上です。
お友達に紹介してもらい、ことぶきさんを知ったのですが、行くときのアドバイスとして、夕食を食べに行くなら明るいうちに行った方がいいとのこと。たしかにそうで、帰りは真っ暗。ところどころにポツンポツンと灯りがあって、行きにあるいてきたからわかるようなもののいきなりだとわかりにくいかも。
明るいうちにエントランスの景色も楽しめます。
まるでお寺のように途中に門。坂から階段にかわってもまだまだ建物がどこにあるのか?写真がぶれているのは息も絶え絶えだから。屋久島にきたらトレッキング、山登りとはおもっていたけれど、まさかこんなところで山登りとは。。
やっと建物がみえてきました。こちらの電気がともっている庵がお店。
他にも建物があります。なんと、オーナーのご主人が石畳から建物まで一人で作り上げたというからすごい。
店内は入ってすぐこんな部屋ともう一つ部屋があります。要予約で、予約があるときだけの営業なので、貸し切りになるときも多いのだとか。私たちがいったときにも貸し切りでした。
夕日が沈む前にいくと、窓から夕焼けがみえました。窓の外にはかわいい猫ちゃんも。
部屋には骨とう品のような調度品がたくさん。趣ある建物で素敵な料理をいただけます。
古都蕗のメニュー
古都蕗さんの料理はまるで懐石料理のよう。1品ずつでてきます。先付5種。白和え、わかめ、キビナゴの三杯酢、にがうり、ゼリー
続いて首折れサバのカルパッチョ。首折れサバがないときには、エビやイワシのカルパッチョとなるようです。カルパッチョの甘いソースも絶妙でおいしく、こどもたちが“これおいしい~”と大喜び。
屋久島で食べた首折れサバの中で一番おいしかったかも。
茶碗蒸しの中にはおもちがはいっていました。
煮ものにはかぼちゃ、にんじん、こんにゃく、いんげん、厚揚げ、冬瓜。
魚は煮魚と焼き魚 4人だったので2つずつ。
この後、にぎりずし、おそうめんの味噌汁、香の物がでたのですが、おなかがいっぱいすぎて、写真を撮るのを忘れました。もうおなかいっぱい・・・とおもっていたら、
“最後のデザートは抹茶、ぜんざい、ケーキ、コーヒーの中から2つずつえらんでください”といわれます。
抹茶とぜんざい
珈琲とヨーグルトケーキ
ケーキは2種類あり、シフォンケーキ。
お習字で遊べる
食事をしたテーブル席のとなりにこんな部屋があり、↑“お習字して遊んでいいよ~”といわれたので、墨をすってあそびます。
この硯もご主人の手作り。食事スペースの奥にトイレがあり、その奥には透明の扉が。行ってみると隠れ家のように奥へ奥へとひろがって、本を読むようなノスタルジックなお部屋がありました。
お値段はお昼2,000円、夜3,000円。安い~。非常に雰囲気のよいお店でおいしい料理。大人もこどもも同じ料理。調度品をさわっちゃうような小さな子連れには不向きですが、小学校高学年でこのぐらいの料理が食べれるならかなりおすすめです。
屋久島郷土料理を満喫しました。