屋久島で泊まったペンション“苺一笑(いちごいちえ)”
料理研究家で管理栄養士の資格を持っておられるという奥さんは、食育の大切さやスローフードをすすめています。
屋久島に住んでいるお友達が、屋久島に移住して一番カルチャーショックだったことが、“食”だそう。
離島ということで、食材が手に入りにくく、外食してもカレーやラーメンがまずかったり・・と当たりはずれがあります。
そんな中、苺一笑さんのお料理はおいしい~!!と紹介してもらいました。
地元のオーガニックな食材をふんだんに使ってつくる創作郷土料理は、薬膳料理に通じ滋養強壮、疲労回復など、体調を整え免疫力の向上も見込めます。
苺一笑さんの夕食
旅の楽しみは郷土料理ですが、苺一笑さんに泊まれば一通り食べることができます。
屋久杉の床、天井で囲まれた明るいダイニングでみんなでいただきます。
夕食は午後7時から。
旅行先のホテルって18時ぐらいからやっているところが多いですが、屋久島はトレッキングに行く人が多いため、夕方帰ってきて、お風呂に入って間に合う19時からというところが多いようです。
毎晩、黒板に今夜のメニューが書いてあります。4日宿泊しましたが、毎日10~11品もあり、全く料理が重ならずにでてきました。レパートリーも多いし、おいしい♪
こどもは、こどもメニューではなく、大人の料理を少し少なくしたもの。とはいえ、毎日10品ほどあるので、食べきれないほどです。
屋久島の郷土料理の数々
1日目にでたトビウオのから揚げ。まるで飛んでいる姿のような飛び魚。尾びれや背びれはパリパリでまるでせんべい。
魚が苦手な次女がまるごと全部たべました。味付けもおいしい。
本州ではたべられないようなお魚のさしみが毎日でました。かつおのたたきが出たときがあって、大皿にたっぷり。食べきれないほど。それだけでもよかった~。
お味噌汁には“カメの手”といわれる貝。その後、海水浴でも見かけました。いいだしがでます。
ごはんは毎日、きびごはんや十五穀米、黒米、豆ごはんといったいろいろ入ったごはん。
なんか体によさそう!そしておいしい。こどもたちもちょっといつもと違うごはんに喜んで食べていました。きびごはんおいしかったわ~。
にがうりの甘酢漬け。ゴーヤを甘酢につけたものを凍らして、半解凍 したものです。正直ゴーヤは苦手な私ですが、これ冷たくてシャーベットみたい。しかもゴーヤの苦味もなくなってとってもおいしいです。
ゴーヤは夏にしかとれませんが、甘酢につけて冷凍しておくと、一年間保存できるそうです。
他にも屋久島では、夏にしか取れないものを冷凍保存しておく人が多いそうで、自宅には冷凍庫を持っている人が多いのだとか。
料理は懐石料理のように一品ずつ運ばれてくるんですが、一つずつ説明してくれて、なんだったら作り方まで説明してくれます。
サラダにも郷土色がでています。上にのっている黄色はさつまいもをピューラーで削ったもの。甘くておいしい。
サラダにはドレッシングとさばの生節がかかっていて、だしがきいています。このさばの生節は真空パックとしてお土産ものやさんでも売っています。
デザートも毎日手作り。かぼちゃのタルトが絶品でした。他にもかからん団子という、濃いよもぎ餅をかからんという葉っぱにつつんだお餅など屋久島ならではのスイーツもありました。
かからん団子は冷凍で、周辺のお店で売っていました。欲しかったけど、持ち帰れず・・残念
苺一笑の朝食
縄文杉トレッキングなどで早朝に出発する場合には、お弁当を頼むことができます。私も1回だけお弁当を頼みました。それ以外は3回食べましたが、毎日、サラダ、たまご料理、ヨーグルト、フルーツ、のほか、上の写真では飛び魚の子、黒豆などがありました。
サラダやフルーツ、たまご料理は内容がかわりますが、どれもとってもおいしい。
パンは自分で好きなものを焼きます。一番右はいちご、となりがよもぎ、となりがクルミ、そしてプレーン。どれも手作りでおいしかったです。手作りのジャムがついています。
その他、スープ(ビシソワーズのときもあった)そして大人は食後のコーヒー。こどもは梅、マンゴー、グァバ、牛乳、などから選べます。毎日違うジュースを楽しんでました。
マンゴージュースって普段は飲まないので、新鮮!
夏はトップシーズンで忙しいけど、冬になると地元の人が集まってここで宴会なんてこともあるそうです。料理がおいしいのでいいですよね。
苺一笑は大人一泊2食付8,000円、こども4,000円でした。
この料理でこのお値段・・・本当に安いです。
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